昔、なんとなくバイトしようかと思って、求人広告に出ていた「ワープロ(昔なんで……)使える方、時給1000円」というのに電話してみました。話を聞いてみると、「職場はうちじゃなくて、違う会社です」と言います。えっと、それは派遣ということですよね。その会社は、人材派遣の許可を得ていない、違法な派遣をしようとしていたようです。
違法な派遣と言えば、二重派遣もそのひとつ。
例えば、Aという派遣会社が、派遣先Bと人材派遣の契約としたとします。ところが、求められている人材が、自社で確保できなかった場合、他の派遣会社Cに人材派遣を依頼することがあります。
つまり、派遣社員にとっては、登録しているのは派遣会社Cですが、派遣先Bと契約しているのは派遣会社Aで、あなたと派遣会社Aとの間には、なんの契約もないのです。
これは、れっきとした違法派遣です。それは、もちろん派遣社員にとって不利だからです。
まず、仲介企業が多い分、時給が不当に低くなっている可能性があります。派遣先Bがまず派遣会社Aに時給を支払い、Aがマージンを差し引いた額を派遣会社Cに支払い、Cがマージンを差し引いた額を派遣社員に払うことになり、もしも派遣会社Bと直接契約していたのなら、もっと高い時給であるはずだからです。
では、二重派遣について、その他にどう言った問題があるのか、また、どう対処したらいいのか、次回お話ししましょう。
※次回は二重派遣について後編をお届け!



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